白雨の騎士

シドの言葉にキースは視線を逸らして表情を歪めた。


「…それは分からない。リエル程の力の持ち主は今までハデス家にもいなかった。誰も、どうしたらリエルが目を覚ますのかが分からないんだ。だが、闇の力を消す。これしかないはずだ。」


シドとキースはお互いに暫く黙り込んだ。


もしこの力が役に立つのなら協力したいが、誰も正解が変わらない事をするのは正直怖い。


「…お力になりたいですがこの力、どう使うのか分からないのです。」


アナモネアで光の力を使った時、正直何がどうなったのか記憶がない。
気がついた時には全て終わっていたのだ。


「そうか…。」


キースの表情を見てシドも心が痛んだ。

「…闇の力を消せばリエル様が目覚めるのであれば、どうにかこの光の力を使ってみます。」


「僕も調べてみよう。突然すまない。」




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