白雨の騎士
アリスも部屋に戻りヒールを脱いでソファに座った。
「…あんなにくっつかなくても。。」
舞踏会中のシドとローズの事を思い出してアリスはぽそっと呟いた。
「それにしても、ローズ様は強引ですね。シドは最近、城の夫人達から随分と人気があるようですが、特にローズ様はお気に入りのようですね。明日、自分の誕生日会にシドを招待したとみんなが噂してましたよ。」
「えっ?」
ソフィアの言葉にアリスは起き上がった。
誕生日会にシドを招待…
どうやらローズは本気のようだ。
「でも、明日シドは一日仕事があるでしょ。」
「明日は休暇になってますよ。」
ソフィアは勤務表を見ながら言った。
アリスは立ち上がると、ソワソワしたように窓の外を見つめた。
そんな様子を見て、ソフィアはふぅと小さくため息をついた。