親友以上彼女未満
その時、哲平が飲んでいる芋ロックの氷が、カランと音を立てた。

そして哲平は、意地悪そうに私を見つめた。


「それにしても、どうだった?あの夜の感想。」

「ええ?」

こんな時に、それを聞く?

「気持ちよかった?俺は合格点?それともなし?」

そんな事、覚えてないけれど……

覚えてないけれど……


哲平の優しさは、何となく覚えている。


「うん、合格点。」

好きな人に優しく抱かれたら、それだけで思い出になるでしょう。

「じゃあ、俺と……結婚して貰おうかな。」

私は、頭の中が真っ白になった。

「はあいいいい??」

「里麻は結婚したいんだろ?俺達一緒にいたって、喧嘩しないし。体の相性もいいんだったら、結婚したって問題ないじゃん。」


どうしよう。

体を震わせながら、怒りたいのに!

泣きたいほど、嬉しい!
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