タイトル考え中
Ⅰ.拭えない違和感


その日は朝起きた時から何かが変だった。

その"何か"が何なのか分からないままいつものように準備を始める

コンコンと響くノックの音。



「葉月ちゃん、おはよう。朝ごはんできてるよ。」


「おはよう、ありがとう。今行くね。」





階下へ降りていくと、椅子に座って新聞を読んでいるおじいちゃんと台所で作業をしているおばあちゃん。


「おはよう。」

「おはよう、葉月ちゃん」
「おはよう、葉月。昨晩はよく眠れたかい」


「よく寝れたよ、ありがとう、おじいちゃん。」


これが私の日常。いつもと変わらない、何の変哲もない朝。
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