偽物の恋をきみにあげる【完】
『さあね~( ̄▽ ̄)ニヤリ 』

私は思わず、眉をしかめた。

何が『さあね~』だ、本当にムカつく男だ。

「キレそー( o言o) 」

『やだ瑠奈ちゃんこわーい((((;゜Д゜))) てかすぐ怒ってると老けるよ?笑』

「余計なお世話過ぎる( ΦωΦ ) 」

『ま、怒ってる瑠奈、可愛いけどな』

またそういうことを言う。

いちいち反応してしまう、乙女な心臓が憎い。

「そりゃどうも。それより大雅、忙しいんじゃないの?」

『あー、まあ今はへーき。あれ、瑠奈もしかして今忙しい?』

「いや、別に?」

まだしばらく続きそうだ。

私は立ち上がって、ベッドに移動した。

『だよねー笑』

「やかましいわ」

『だってw』

「ええ、どうせ予定なんかないですよー」

そういえば、大雅とこんな風に長くやり取りするのは初めてだ。

まるでコタローくんとの関係みたい。

まあ、こちらはかなり品がないけれど。

『いや、そうじゃなくて』

「?」

『お前が俺と会う約束した日に、他の予定なんか入れるわけないでしょ』

「気のせいだ 自惚れてんな バカ大雅」

『なんで五七五www』

「閃いちゃったんだもん笑」

どうしよう、楽しい。

朝、ネット社会どうのと怒っていたくせに、今はSNS万歳。

私は呆れるほど単純だ。
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