偽物の恋をきみにあげる【完】
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今週は、バカみたいに暇を持て余す1週間になった。
大雅は相変わらず忙しいらしい。
「また来週まで会えないかもなあ」と言って、その言葉通り全く会いに来なかった。
会いには来ないが、連絡は頻繁にあった。
どうやら五七五が気に入ってしまったようで、毎日送り付けてきたのだ。
『朝起きて ち○こ勃たない 俺焦る』
「いや、知らんがな (´・ω・`; ) 」
『本日の 最低気温 氷点下』
「気象予報士ですか?笑」
『瑠奈ちゃんの カレーライスが 食べたいよ』
「こないだ食べたよね Σ(゚д゚;) 」
内容がアホ過ぎて、この間一瞬でもコタローくんと重ねたことを全力で後悔した。
そのコタローくんは、毎日メールはくれたものの、相変わらず疲れているようだった。
メールをくれる時間もまちまちになり、ついには会話の途中で寝落ちしてしまっていた。
「無理してメールしなくてもいいよ」
と私が言うと、
『でも、つーちゃんに寂しい思いさせたくないんです!』
嬉し過ぎる返信にきゅんきゅんした。
とにもかくにも、私の恋人達は揃いも揃って仕事が忙しいようだ。
それでも2人共、ちゃんと構ってくれようとする辺りが優しい。