偽物の恋をきみにあげる【完】
それにしても、なんて不思議な夜だろう。

2人の恋人が、私にくれたプレゼント。

奇跡としか言いようがないこのロマンスは、夜空で輝く月の魔力か何かだろうか。

そんなロマンチックなことを思いながら、蕩けそうなほどたくさんキスをして、やがて始まった甘い愛撫にそのままカラダを委ねた。

大雅の瞳が、指が、舌が、私の全身を優しく犯していく。

すごく嬉しくて、たまらなく気持ちよくて、でも全然足りなくて、私は「早く入れて」とねだった。

大雅はいやらしく笑って、大きく反り立つソレを私の中にゆっくりと挿し込んだ。

全身を、ゾワゾワッと快感が駆け巡る。

「へへ、ただいまー」

全部を入れた大雅が、私をぎゅっと抱きしめて笑った。

幸せでまた泣きそうになった。

好きで好きでどうしようもない。

「瑠奈……俺のこと、好き?」

「……うん………好きっ……あ、あっ……」

「……もう1回言って?」

「ん……好きっ……」

「もっかい」

「大雅っ好きっ、大好きっ…ああっ……やっ……ダメ、大雅、私、もうっ」

「瑠奈、イッていいよ」

「んん、あ……あああっ!!」

だらしなく果てた私に、大雅は優しくキスをして、やっぱり「可愛い」と笑った。

もう、それでもいいや、と思った。

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