偽物の恋をきみにあげる【完】
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翌日は金曜だったので、普段通り仕事に行った。
コタローくんからの素敵なプレゼント、そのあと大雅と過ごした夢みたいな時間……思い出すだけでつい口角が上がってしまい、町田先輩から「ニヤニヤ気持ち悪い」と辛辣な言葉をいただいた。
お昼休みに、コタローくんにメールをした。
「私の為に書いてくれるなんて! 感激した! ロマンチックなプレゼントをありがとう! すごくすごく嬉しいよ。大好き!」
曲がりなりにも小説を書いているくせに、自分の気持ちを言葉で伝えるのは本当に苦手だ。
でも、変に言葉を飾ったり、作品の内容について触れるのは違う気がしたので、思ったことをストレートに書いたら、あまりにも拙くて笑った。
DMを送って、またランチの続きをしていたら、スマホがブンブンと鳴った。
コタローくんからもう返事が?
こんな時間に?
そう思って画面をタップすると、DMの送り主はサユユだった。
『コタローくん、新しい短編書いてたね! 読んだ?』
「うん、読んだよー♪ 素敵だったー」
『そうね、ビックリするくらいロマンチックだったよね///』
まさか私の為の物語とは言えなくて、「うん、そうだね」と返すと、サユユが『でも』と言った。
『でも、あのお話、ちょっと不思議だよね』
翌日は金曜だったので、普段通り仕事に行った。
コタローくんからの素敵なプレゼント、そのあと大雅と過ごした夢みたいな時間……思い出すだけでつい口角が上がってしまい、町田先輩から「ニヤニヤ気持ち悪い」と辛辣な言葉をいただいた。
お昼休みに、コタローくんにメールをした。
「私の為に書いてくれるなんて! 感激した! ロマンチックなプレゼントをありがとう! すごくすごく嬉しいよ。大好き!」
曲がりなりにも小説を書いているくせに、自分の気持ちを言葉で伝えるのは本当に苦手だ。
でも、変に言葉を飾ったり、作品の内容について触れるのは違う気がしたので、思ったことをストレートに書いたら、あまりにも拙くて笑った。
DMを送って、またランチの続きをしていたら、スマホがブンブンと鳴った。
コタローくんからもう返事が?
こんな時間に?
そう思って画面をタップすると、DMの送り主はサユユだった。
『コタローくん、新しい短編書いてたね! 読んだ?』
「うん、読んだよー♪ 素敵だったー」
『そうね、ビックリするくらいロマンチックだったよね///』
まさか私の為の物語とは言えなくて、「うん、そうだね」と返すと、サユユが『でも』と言った。
『でも、あのお話、ちょっと不思議だよね』