偽物の恋をきみにあげる【完】
忙しいと言えば。

しばらく忙しいと言っていた大雅は、数日間全く連絡を寄越さなかったが、金曜日の昼休み、唐突にメッセージを送りつけてきた。

『瑠奈~(T_T) 』

「なに? どうしたの?」

『瑠奈にハメたくてち○こ爆発する~(><) 』

あまりに最低な内容に、盛大にむせた。

今啜った鍋焼きうどんが、危うく鼻から飛び出す所だった。

コイツはきっと、大が付く馬鹿なのだろう。

「処理はご自身でどうぞ(´Д` ) 」

苦笑いしながら返すと、「ガーン」とショックを受けたクマのスタンプが送られてきた後、続けてメッセージが入ってきた。

『うそ。会いたい』

……本当に、コイツは大大大馬鹿なのだろうか。

自分さえ本気にならなければ、なんでもアリだと思っているのか。

でも、こんなメッセージ1つで胸がきゅうっとなってしまう私も、どうしようもない大馬鹿だ。

「じゃあ会いに来れば?」

悔しいから「私も会いたい」なんて可愛いことは言ってやらない。

『まだむりかなー。月曜とかでもへーき? 祝日だけど』

「成人の日? 別に用事ないからいいよ」

『ププッ( *^艸^) ですよねーw』

「おいお前!( o言o) 」

『www ま、行けたら行くわー。じゃね』

「はいはい、またね」

駄目だ、会わなくても振り回されっぱなしだ。
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