溺れろ、乱れろ、そして欲しがれ
ダメだ。

何も考えちゃ、、、

本能に従うって決めたんだから。

「可愛い、、希」

「、、、慶太っ、、」

丁寧に余すことなく愛撫されて、身体中に快感が走る。

「希、、、いい?」

「うん」

慶太の全部を受け入れた。

私を見つめる慶太が愛しいと思った。

優しさも温もりも、私にだけ向けられる想いも。

そのすべてが愛しい。

「希っ、希、好きだ。ずっと俺だけの希でいて。」

「ん、慶太、私も好きだよ。」

「初めてだ。ヤバい、、、幸せだ。」


だって、ね、心からそう思えたから。

ただ、好きだと。

友達としてか恋愛としてか、そんなの関係なく、慶太の存在が好きなんだと。

今はそれでいい。

目の前にいるこの人を大切にしたい。


< 136 / 200 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop