もう、限界だから。〜両片想いの溺愛同盟〜
そのバイトでも女から連絡先を渡してきたり、必要以上に話しかけてくるから辞めたくなったが、我慢して続けていて。
そんな中、図書委員の仕事がある日だけは、心穏やかに過ごすことができた。
『図書委員とかふたりもいらないだろ?
サボって俺と遊びに行こうぜ』
もちろん唯香とは最低限の会話以外何も話すことなく、作業をこなしていたある日の放課後。
明らかにチャラそうな先輩が、唯香に絡んでいた。
『え、あの……すいません、今仕事中なんで』
唯香は明らかに困ったような顔をしていたが、バッサリと断ることはなかった。
どちらかというと、押しに弱そうな物言いで。