もう、限界だから。〜両片想いの溺愛同盟〜
それなのに……我慢できないでどうする。
今さっきだって、俺は唯香を泣かせてしまった。
理性を保ちきれずに、キスをしすぎてしまったのだ。
まさか泣くほど嫌だとは思ってなかったのだが。
「……早く全部、俺のものになれ」
「んっ……」
また頬を撫でると、唯香がピクッと動いた。
その小さな動作ですら、たまらなく愛しい。
独り占めしてしまいたい。
それなのに、今日の朝、学校に来てみれば。
バスケ部のキャプテンである“光原先輩”と唯香が付き合っているという噂が流れていた。
もちろん気が気がじゃなかった俺は、つい暴走してしまった。
それは反省している。
けど……。
「かわいすぎる唯香も悪い」
恥ずかしそうにする顔も、寝顔だって全部。
かわいすぎてたまらない。