もう、限界だから。〜両片想いの溺愛同盟〜
目を閉じて、スヤスヤ眠る唯香に、また理性が揺さぶられる。
寝ていたら何してもバレないか、なんていう悪知恵まで働くほど。
耐えかねなくなった俺は、唯香にそっと顔を近づけて。
その唇を、そっと塞いでみた。
もちろん夢の中である唯香が、目を覚ますことはなく。
ある意味やりたい放題なこの状況は、とても危険だった。
唇を離した後も、唯香はピクリとも動かない。
こんな無防備な女、ほっとけるわけがなかった。
「絶対、離さねぇよ」
唯香を必ず自分のものにする。
さっき泣いていたくせに、今は俺に寄り添って眠る唯香が、何を考えているのかわからない。
だが手放すつもりなんて、さらさらなかった。