もう、限界だから。〜両片想いの溺愛同盟〜



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しばらく時間が経つと、俺の腕の中に小さく収まる彼女が、小さな寝息を立て始めた。


そっと彼女を覗き込むと、泣きすぎたのか、まぶたが少し赤くなっている。


「……かわいい」

本当にかわいい。
このまま閉じ込めてやりたいくらい。



まさか泣き出すとは思っていなかったが、俺にも非がある。


理性を保ちきれなかった俺が悪い。


「……唯香」


彼女の名前を呼び、頬をそっと撫でる。
熱がこもっているのか、そこの部分が少し熱い。



危機感を持たず、俺の家にノコノコとついてきたのは、昨日恋人のフリをすることになった相手。

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