「Last note」〜特性を持つ者へ3
「きゃあっ!?」

池田透が夏希さんを突き飛ばした瞬間、

隠れていた俺と烏丸が飛び出す!!

「青山行けぇえっ!!」

「……っっ!?ちっ!!警察か!」

池田透はパチンと指を再度鳴らした。

"透明化"して逃げるつもりだったのだろうが、

俺は池田透の頭を掴んで彼の目を捕らえた。

目が合った池田透は、半透明になって行くが

俺の瞳に今は魅了されている…。

「池田透。"姿を消すな!!"」

「………っっ!?"魔性"持ちか!!」

その瞬間、彼の特性が強制的に止められ
半透明のまま俺に取り押さえられた。
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