僕の1番大切な人
ユウからのLINEで、旅行の計画が送られてきた。

本当に細かく考えられている。

姉さんを楽しませたいとの、ユウの思いが溢れていた。

明日は、ユウが車を運転してくれる。

朝イチの待ち合わせ。

ここからは、目的地まで1時間半で到着。

旅行って言う程の距離ではないか。

姉さんは、楽しみにしてくれてるんだろうか。

もしかして明日、兄さんはあの女性と一緒なのか。

いろんなことが、僕の頭をよぎる。

考えないでおこうと思ってるくせに、ふとした時には、やっぱり考えてる自分がいる。

僕は、明日の用意を全て済ませ、シャワーを浴びた。

『今日は早く眠ろう』





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