思いは海の底に沈む【完】
凛花さんが予約してくれた居酒屋に入る




「はーい、サラダ取り分けたよ。湊くん、あーんして」

『あーん。…凛花さんが盛り付けてくれたから美味しい気がします
でも、気を使わないでいいですよ。全然食べてないじゃないですか』

「いいの!あんまり食べてる所見せるのも恥ずかしいよ~。大食いだと思われたくないもん」

『凛花さん、俺は凛花さんが大食いでもいつもの可愛い凛花さん見てたらチャームポイントにしかなりません
みんなも凛花さんの可愛い所を見つけちゃったってきっと思いますよ』

「湊くん…」

『隙あり!はい、あーん』



凛花さんがもぐもぐしてる隙に
俺の多く盛り付けてくれたサラダと凛花さんのを取り替えた



「湊。凛花口説くの止めとけよ。好きになられたらどう責任取るんだよ」

『え?努斗口説いてないって!凛花さんが可愛すぎるから素直に思ったこと言っちゃっただけで』

「おまっそうゆうとこ…『はい、努斗もあーん!』




努斗の口にだし巻き玉子を突っ込んだ



『どう?美味しい?』

「~~っ!!いい加減にしろよ!」

「湊、いいな。俺もやって」

『え、朔も?自分でたべなよ。子供じゃないんだから』

「朔太郎くん、凛花がやってあげるよ!あーん」

「わーい」
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