思いは海の底に沈む【完】
俺と凛花さんは未成年だけど

SAYZは成人してたから何杯もビールをお代わりしてた


だからか、太一が特にべろべろになっていた




「おーい!佑。うわぁ、俺、佑今日泊めるわ。この近くだし。他メンも連れて帰りたいけど3人はキツいよな…。湊、誰かもらって」




凛花さんに耳打ちされる

「私、朔くん口説きたいな」


凛花さん意外と肉食女子だなぁ



『じゃあ、俺、太一拾ってくから凛花さんは朔頼める?』

「いーよー♪」

「マジ!?なんか襲われたりしそうだったら俺に電話して、あ、他メンの電話番教えるから誰でもいいよ」

「うん!大丈夫♪」

『途中まで俺も一緒だから』


凛花さんは努斗よりは近くないが俺よりは近い場所に住んでるマンションがあった




「湊くんって凄いね。みんなのハート鷲掴みにして」

『凛花さんだって俺のハート鷲掴みにしてるよ?』

「やだ~。だって努斗だって今日顔赤くなってたし」

『だし巻き玉子が熱かったんじゃない?俺、凛花さんみたいに上手く出来ないね。やっぱり女子力高いね』

「湊くんって鈍感?」

『え?』

「またご飯食べに行こうね。じゃあ凛花、ここだから」



凛花さんとバイバイして適当にビジネスホテルに太一を突っ込んだ


太一のお金を確認して代金がありそうなのでそのまま帰ることにした




『太一、帰るよ』

「ん~…」


眠ってるみたいなので放っておくことにした


太一に背を向けた瞬間だった




太一にいきなり抱きつかれる




!?
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