思いは海の底に沈む【完】
!!驚いた。寝ぼけてるのか



「湊、帰したくない。このまま一緒に…」

『太一。わがまま言わないの。俺、帰らなきゃ』


まったく。寝惚けてて女の子の夢でも見てるのかと最初は思った






太股を這い回る手

美代子さんのそれと同じで気持ち悪い感触




『…やめろ。触るな』

「湊…。湊…。」




首筋に顔を埋められる

心拍数が上がり体が固まってしまった





くそ、力強くて思うように振り払えない

いやだ…。いやだ…。気持ち悪い…。




やだ。こんなところで…。

気持ち悪いっ
< 28 / 209 >

この作品をシェア

pagetop