狼を甘くするためのレシピ〜*
『カフェを出ました。これから燎さん仁さんと三人で赤坂に向かいます。 紗空』
『連絡ありがとう』と返信する。
次はと少し迷ったが、手にとったのはアキのスマートホンだった。
ケイからも、電話ではなくメッセージである。
『あとどれくらい待てばいいんだよ』
思わずクスッと笑う。
電話ではなくメッセージを送ってきたところをみると、まだ店の中にいるということなのだろう。
そのまま返信を送る。
『行けるって言ってないし、そっちも気にするなって言ってたし』
『ったく。せっかく友達の誘いを断ったんだから付き合え』
『ひとりなの?』
『ああ、もちろんひとりだよ』
『わかった。かわいそうだから付き合ってあげる。あと五分待って』
込み上げる嬉しさに気づかぬふりをして、まったくもぉと文句を言いながらスマートホンをバッグにしまう。
最後に本当の自分の電話であるスマートホンを取り、仁に電話をかけた。
「もしもし、仁? ごめんなさい、着信に気づかなかったわ」
『連絡ありがとう』と返信する。
次はと少し迷ったが、手にとったのはアキのスマートホンだった。
ケイからも、電話ではなくメッセージである。
『あとどれくらい待てばいいんだよ』
思わずクスッと笑う。
電話ではなくメッセージを送ってきたところをみると、まだ店の中にいるということなのだろう。
そのまま返信を送る。
『行けるって言ってないし、そっちも気にするなって言ってたし』
『ったく。せっかく友達の誘いを断ったんだから付き合え』
『ひとりなの?』
『ああ、もちろんひとりだよ』
『わかった。かわいそうだから付き合ってあげる。あと五分待って』
込み上げる嬉しさに気づかぬふりをして、まったくもぉと文句を言いながらスマートホンをバッグにしまう。
最後に本当の自分の電話であるスマートホンを取り、仁に電話をかけた。
「もしもし、仁? ごめんなさい、着信に気づかなかったわ」