グリーンピアト物語~地底の皇女と地上の皇子~
「シルビア・・・」

 お互いが見つめ合う・・・

 そして唇が重なった・・・。

 求め合うキス・・・そしてついばむ様なキス・・・。

 キスをしながら、お互いの服を脱がせて行く・・・。

 ついばむキスの音が寝室に響く・・・


 産まれたままの姿になり、重なり合う体。

 心地よい体温を感じ、求め合う・・・

 
「シルビア・・・綺麗だね。・・・あの時より、ずっと綺麗になって。驚いたよ」

 シルビアの首筋に唇を這わせるマロンディス・・・

 とても心地よい愛撫に、シルビアは身を任せていた・・・



 ギュッとマロンディスの背中にしがみ付くと、シルビアは声が漏れてしまった。

 
 額をくっつけて、マロンディスはシルビアをぎゅっと抱きしめた。


 また1つになれた2人。

 もう何も言葉はいらない・・・。

 心も体も感じているお互いの愛があるから。


 地上と地底が強い絆で結ばれたようだ・・・。




 

 翌日。

 ティミスの下にディアンナの刑が確定した報告が届いた。

 ディアンナは極刑が下された。

 6年間も王室を騙した罪、乳児誘拐、パティーナ虐待、そして殺害、ジャディス殺害未遂。

 あまりにも身勝手な殺害計画に、誰も情けはかけなかった。

 ずっと貧しい貴族で、両親も愛を注いでくれなかった事から、ディアンナはいつか金持ちになり見返してやることしか考えていなかった。

 いっきょに王室という高貴な身分になったディアンナ。

 しかし、マロンディスはディアンナと婚姻は結んでいなかった。

 ディアンナの意のままだったが、婚姻届けには何も書けなく白紙のままだった。

 



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