グリーンピアト物語~地底の皇女と地上の皇子~
地底への出発は3日後になった。
南グリーンピアト行きの連絡船に乗って、南グリーンピアトまで行き、そこからあの山まで向かって飛竜で地底へ戻る事になった。
今夜は別荘に泊まる事になったマロンディス達。
ジックニーはランフルクと一緒に寝たいと言い出して、一緒に寝ることになった。
マロンディスはシルビアと一緒に寝る事に。
別荘にいた時にマロンディスが使っていた部屋で、綺麗な月を見ながら、ベッドに座って寄り添っている2人。
「やっと、終わったな」
「はい、まさか皇子様のお父様まで地底に来て下さるなんて、思いもしませんでしたが」
「うん、そうだね」
優しくシルビアの髪に触れるマロンディス。
「ねぇ、シルビア。俺の事、皇子様って呼ぶのもう止めてくれる? 」
「あ・・・すみません・・・」
ギュッと、シルビアを抱きしめるマロンディス。
「シルビア、愛しているよ」
抱きしめているマロンディスの腕に力が入った。
とっても逞しくて、それでいて、ちょっとぎこちないマロンディス。
初めてのあの日も、とってもぎこちなかったけど、とっても優しかったマロンディス・・・。
ギュッと、シルビアはマロンディスにしがみついた。
「シルビア、やっとちゃんと気持ち伝えることができた。順番逆になって、ごめん」
「いいえ・・・。私、なにも後悔していません。・・・私も、貴方を愛しています・・・」
少し恥ずかしそうに、シルビアはマロンディスを見上げた。
「本当は・・・助けた時から、ずっと、想っていました。とっても優しくて、暖かい人だから・・・」