幸福論
「おっキタキタキターー!!」
と、その時いきなり彼が立ち上がる。
その手に持つ竿はかなり引っ張られていて。
魚が食いついたみたい。
「あんま引っ張らんといてぇー!」
なんて1人で騒ぐ彼が少しおかしくて。
話し方はどこか弟に似てる。
しばらく見ていると魚が上がってきた。
ずっとその様子を見ていた私に彼が気付き、
再び視線が交わる。
逸らそうとした時、
「あの!
写真撮ってくれませんか!?」
彼が私に話しかけた。
「写真....ですか?」
「そー!俺がこいつ持つから、
こう、真正面から何枚かお願いします!」
そう言うと
私に自分のスマホを渡してきた。
と、その時いきなり彼が立ち上がる。
その手に持つ竿はかなり引っ張られていて。
魚が食いついたみたい。
「あんま引っ張らんといてぇー!」
なんて1人で騒ぐ彼が少しおかしくて。
話し方はどこか弟に似てる。
しばらく見ていると魚が上がってきた。
ずっとその様子を見ていた私に彼が気付き、
再び視線が交わる。
逸らそうとした時、
「あの!
写真撮ってくれませんか!?」
彼が私に話しかけた。
「写真....ですか?」
「そー!俺がこいつ持つから、
こう、真正面から何枚かお願いします!」
そう言うと
私に自分のスマホを渡してきた。