アイコトバ

同窓会後から頻繁に宮本 旬は居酒屋に現れるようになった。

相変わらずうるさい迷惑な客

何度注意してもきかないから

「そろそろ立ち入り禁止にしますよ!」

そう言うのが当たり前になっていった。




「柚瑠、今日上がったら来いよ!ITの奴らとこれから飲むんだ!」

ITがいるなら、行きたいかも

「うん、わかった。どこで飲むの?」

「すぐ隣の源だよ!」


「了解!じゃ、また後で」


苦手なのに会話してるのが不思議

冷たくしてるのにしつこい旬が少し気になり始めていたのは事実

早く仕事上がれますようにと心のどこかで願っていた


意外と早く上がれたので、
帰ってちゃんとおめかししようと家に帰った。

考えてみれば、いつも仕事終わり直で合流だったから

時間をかけてしっかりとおめかしをする私

“♪♪♪♪♪♪♪♪〜”(着信音)

?知らない番号

「.....はい、もしもし?」

「ぅいーー柚瑠〜準備出来たか〜?」

はぁ!?

すぐにわかった
「何?旬!何で準備してるってわかるわけ?てか誰から番号きいたの?」

「竜から聞いた!てか今家?準備終わったなら迎えくるけどどこ?」

本当強引な喋り

「別にいいよ、近いし」

「もう向かってるし!で、どこよ?」

嫌じゃなかった、というより嬉しかった

「マルキスーパー裏」

「了解〜待ってろ!」

そう言ってすぐに電話を切る旬

本当嵐のような奴

苦手なはずなのに気になるし、もうわけわかんない

そうこうしてると

ブオンッ!ブォン!と爆音が近づいてくる

そして目の前に白いバイクが止まる

「おまたせ〜柚瑠!行こうぜ!」

旬がバイクで迎えにきた

「はぁぁぁああ?あんた酒飲んでたでしょうが!何考えてんの?」

「俺?飲んでんけど?柚瑠が店の裏口から出るのが見えて聞いたら上がったっていうし、だから竜に番号きいて迎えきたんだよ」

凄く驚いた。素直に嬉しかった。

「ありがとう」

それからITメンバーと合流してどれくらい飲んだだろう

気分が悪くなってきて動けなくなった

“ぅぅぅぅぅう気持ち悪い、目が回る〜”

「柚瑠?大丈夫か?ほら、水!」


「〜〜〜ぅう〜ごめ..ん」

旬が横に来て私を解放してくれた。

「俺、柚瑠と先帰るわ」

「ぉー!よろしく〜」

旬はタクシーを拾ってきて私を家まで送ってくれた

私はそのまま自分のベットに崩れ落ちてそのまま眠りについた。
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