INFATUATOシンドローム 2
璃夢「うん。だからさっきからそう言ってるじゃん」
……けど、友達の私の言葉じゃなくて月城先輩の言葉で信じるっていうのもなんかな〜。
まぁ、仕方ないか。翼の言う通りボロボロだし。結構、押し切った感じあるし…。
なんか…うん…あれだね…。私、セコかったかも…。
《今更になって罪悪感が》
翼「す」
璃夢「す?」
翼「スゲーじゃんお前っ!!!」
ヒョイッ
璃夢「へっ!?」
いきなり翼が私の脇の下に手を入れ持ち上げた。そしてしまいには…。
翼「やったな!やったな!!これで3年トップスリーだ!!」
くるくるくるくるっ
璃夢「あ〜れ〜!!」
くるくると回り始めたのだ。
翼「何があったか知らねーけどよくやったな!!」
うっ…ウン!知ラナクテイイヨ!
雪「ならば今日の放課後は打ち上げだな」
翼「当たり前だ!!璃夢!何食いてぇ!」
くるくる回るのをやめた翼は、私を地面におろしてそう言った
ふぅ、よかった…。ずっと持ち上げられたままなのかと思っちゃったよ…。
持ち上げるのも大変だと思うけど、持ち上げられるのも結構辛いね。