INFATUATOシンドローム 2




璃夢『失敗もいい経験だよ!次は分量ちゃんと計って混ぜすぎに注意したらいいんだから!それに分からないことがあれば先生…は話しかけられるの嫌そうだから、僕に聞いてもらえれば分かる範囲で教えるし!』


ヤンキー高校の先生やってるのにヤンキー苦手そうなんだよなぁ、あの先生。逆によく辞めずに続いてるよ。


『…サンキュ!魁!』


璃夢『ううん!次の実習は成功するように一緒に頑張ろうね!』


『おう!』


話しかけてきた時とはうってかわり元気になったクラスメイトは、自分のグループのところに戻って行った


鷹也『璃夢さんって慰めるの上手だよな』


璃夢『えっ?そうかな?』


煌月『保育士とか向いてそう』


璃夢『そうかな?』


でもなんで保育士?そこは学校の先生とかじゃなくて?と疑問に思ったけど、そういう進路もありかと考えながら片付けの手を進めた


ガラガラッ

翼『りーむー!腹減ったー!』


雪『うるさ。だから先に食えば良かっただろ』


翼『んなこと言ってお前も着いてきてるじゃん。璃夢と食べたかったんだろ?』


雪『誰が。バカじゃねぇの。』


翼『お前は図星の時、必ず暴言を吐く。』


雪『………。』


翼『そして言い返せなくて黙る。』


雪『っオマ』


翼『そして反論する。』


雪『…ウザすぎんだろ』


翼『そしてお前は暴言のレパートリーが少ない』


雪『チッ。オイ飯食いに行くぞ』


翼『とうとう無視かよ』


家庭科室に入ってきた二人はいつものように仲良く(?)言い合いをしながら私を迎えに来てくれたのだということが分かる。

ホント、二人って仲が良いのか悪いのか分かんないよね。


璃夢『洗い物もう少しで終わるけど、よかったら先に屋上行ってて?』


オーブンの中も少し掃除しておいた方がいいかなと思うし。確か、どこかの班がカップケーキ爆発させてた気がするし…。


鷹也『璃夢さん!洗い物なら俺らがやっておきますよ!』


璃夢『ダメだよ。自分が使ったものは自分でちゃんと片付けなきゃ』


それに洗い物して片付けるまでが料理の醍醐味だよね!

《そんな醍醐味聞いたことがない》


翼『じゃあ俺も手伝うぜ!』


そう言って布巾を持って洗った食器を拭き始めた

翼は優しいね。甘えちゃおっと!


璃夢『ありがとう!後でお礼にカップケーキあげるね』


翼『マジ!?よっしゃー!』


雪『お前、明日調理実習だって言って無かったか?』


翼『だって俺のグループのメンツヤベェんだぜ?包丁握ったことねぇヤツいるし、洗い物すらしたことねぇやつばっかだぜ?』


洗い物ぐらい手伝って欲しいね。お母さん、大助かりするのに

《どこ目線のコメントだよ》
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