INFATUATOシンドローム 2
鷹也『俺らのクラスもそんなやつばっかりで、真っ黒焦げの炭みたいなカップケーキ持って帰ってたぜ』
翼『だろ?俺らのグループもそうなる運命なんだ。きっと。』
悲しい運命だね!?
璃夢『包丁使わないし大丈夫だよ!洗い物は初心者でもできることだし!』
《なんの初心者だよ。》
お料理初心者みたいな?
雪『洗い物ってしたことないやつも出来るものなのか?』
璃夢『うん!だってスポンジに泡つけて洗うだけだもん!』
雪『…そうか……。』
何故かホッとしたような表情をする雪くん。
どうしたんだろう?
翼『うわ、俺わかっちゃった。お前洗い物すらした事ねぇ部類のやつだな?』
え、流石にそんな子いないよ!しかも雪くんだよ?ツンデレさんだからなんだかんだ言って手伝ってくれそうじゃん!
そう思って雪くんを見るけど…
雪『……チッ』
そっぽ向いて舌打ちしてるよ!?えっ?もしかして本当に初心者様!?
翼『まぁお前ん家、組員が全部やってるし、逆に若が手出すと焦りそうだもんな』
雪くんが手を出すと焦る?あれかな?包丁握って怪我したら危ないとか、掃除中にバケツひっくり返して水被るとかそういう心配されてる…?意外とおっちょこちょいでもある…?
でもこう言う人のことをアレって言うんだよね。えっと…あの…アレだよ!アレ!
璃夢『そう!箱入り息子!!』
雪『あ゙ぁ?』
璃夢『ヒィ!』
何故か雪くんにガン飛ばされた。
えっ?なんで?なんで私ガン飛ばされてるの!?
雪『誰が箱入り息子だ。お前よりは常識人だ』
璃夢『えぇ!僕、常識はある方だと思うよ!?』
しかもなんで箱入り息子から常識人の話になるの!?
《箱入りの子供は常識に欠けてるイメージがあるからだろう》
璃夢『でも雪くんは金銭感覚がおかしいよね!』
常識なんやらの前にね。
だってこの前家の床に穴があいたって話をしてたら『リフォームすればいいだろ。いくらだ?』って言って何か長方形のメモ帳みたいなものを出したの。
『紙に金額書いて渡してくれるのかな?雪くんもそんな冗談というか子供っぽいことするんだな〜』なんて呑気に考えてたら、それ小切手って言うものらしくて、その紙切れに書いた金額はそのままの価値があるんだって!
翼が教えてくれなかったら、きっと私は10万円とかって答えてたよ!危なかった!
《10万円でリフォームはできないだろう。修繕も穴の大きさによっては厳しい》
そんなものをその場で書いて渡そうとしちゃう雪くんはきっとお金の管理に慣れてない金銭感覚のおかしな人なんだってその時強く思ったね!