冷徹騎士団長の淑女教育
(泣くなクレア。国を担うものが、泣いてはならない)

朦朧とする意識の中でも、直前に見たクレアの泣き顔はアイヴァンの頭の中から消えてはくれなかった。

傷ついた全身は焼けるように痛いが、それよりも心の痛みの方が上だった。

(俺を失うことなど、君の人生においてはとるにたらないものだ――)




愛してる、クレア。

俺の、唯一の希望の光――。
< 192 / 214 >

この作品をシェア

pagetop