殺戮合宿〜モンスター〜
☆☆☆

兄から聞いた話をみんなに説明すると、みんな同様にうつむいてしまった。


「安藤の悲痛な叫びだったのか……」


浅野先生が呟くようにそう言った。


自分が担当した事のない生徒のことでも、浅野先生は心の底から心配している様子だ。


「だからってあたしたちが殺される理由にはならない!」


そう言ったのは祐里だった。


話を聞いて目に涙を浮かべている。


「そうだよね。DVDを見たのが偶然あたしたちだったってだけ」


あたしは頷いてそう言った。


悪い事なんて、なにもしていない。


「呪いの原因はわかった。今度は呪いを解く方法を考えないとな」


浅野先生がそう言った時だった。


窓の外からガサガサッという物音がして、あたしたちは条件反射のようにライトを握りしめていた。
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