殺戮合宿〜モンスター〜
俊和は間一髪で逃れてバッドで返り討ちにした。


そうしている間にも、祐里から血の気が失せて行った。


十数秒。


ううん、たった数秒の間だったかもしれない。


ピンク色の頬も赤い唇も、すべてが白く染まっていた。


「祐里!!」


俊和が叫び声を上げて、祐里に襲い掛かっている化け物をバッドで殴打した。


化け物は倒れ込み、煙になって消えて行く。


けれど……。


「祐里!!」


もう1度俊和が叫び、祐里の隣に座り込んだ。


あたしも、夢から覚めた感覚で祐里のそばへと駆け寄った。
< 227 / 258 >

この作品をシェア

pagetop