殺戮合宿〜モンスター〜
そう思っている間に、二階のすべての部屋を探し終えてしまった。
「この階にはいないか……」
二階には男子用の宿泊部屋があるから、いる可能性は高いと思っていたのに……。
すぐに一階へと向かうと、一階と探していた麻由子が途方に暮れていた。
「いた?」
「ううん……」
あたしの問いかけに力なく左右に首を振る麻由子。
「でも、今外から声が聞こえて来たの」
「外?」
それなら男子3人は外にいるんだ。
なんだ、見つかったんじゃん。
そう思って安堵したのもつかの間だった。
外へ向かおうとするあたしの手を、麻由子が止めた。
「……悲鳴だった」
「この階にはいないか……」
二階には男子用の宿泊部屋があるから、いる可能性は高いと思っていたのに……。
すぐに一階へと向かうと、一階と探していた麻由子が途方に暮れていた。
「いた?」
「ううん……」
あたしの問いかけに力なく左右に首を振る麻由子。
「でも、今外から声が聞こえて来たの」
「外?」
それなら男子3人は外にいるんだ。
なんだ、見つかったんじゃん。
そう思って安堵したのもつかの間だった。
外へ向かおうとするあたしの手を、麻由子が止めた。
「……悲鳴だった」