模擬彼氏
胸がドキドキする。

「圭一さんは、まだ仕事?」

『仕事は終わって、今、部屋に戻ってきたところ。』

「私も……シャワー浴びて、今、部屋に戻ってきたの。」


同じ時間に、一緒に部屋に戻って来たなんて。

離れているのに、側にいるみたいで、なんだかくすぐったい。


『俺も、シャワー浴びようかな。明日も早いし。』

「圭一さんは、いつも何時に起きるの?」

そう言われてみれば、私は寺原の事、何も知らない。

『いつも6時半くらいには、起きるかな。』

「6時半!?」

私なんて、まだ夢の世界にいるのに。

って言うか、もう10時半なのに、大丈夫なの?


『朝飯食べた後に、身支度を整えて、紗雪達の朝食用意して……』
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