模擬彼氏
「何?何を観るの?」
言い寄った私に、寺原は困惑。
「何って、今やってる『美女と野獣」とかにしようと、」
「美女と野獣!?」
それを聞いて私の心は、一変した。
「本当?夢みたい!私ね、大好きなの!美女と野獣!アニメも観たし、本も持っているわ!小さい時にね、絵本を読んだのが、きっかけなの。」
「うん、知ってる。」
寺原は、クスクス笑っている。
”知ってる”ってなんだか、お兄さんみたい。
「よかった。紗雪の機嫌、直ったみたいで。」
「別に。機嫌なんて、悪くなっていないもん。」
「よく言うよ。ずっと、しゃべらずに黙っていたくせに。」
「あれは……」
「紗雪が機嫌悪い時の、常套手段。」
言い寄った私に、寺原は困惑。
「何って、今やってる『美女と野獣」とかにしようと、」
「美女と野獣!?」
それを聞いて私の心は、一変した。
「本当?夢みたい!私ね、大好きなの!美女と野獣!アニメも観たし、本も持っているわ!小さい時にね、絵本を読んだのが、きっかけなの。」
「うん、知ってる。」
寺原は、クスクス笑っている。
”知ってる”ってなんだか、お兄さんみたい。
「よかった。紗雪の機嫌、直ったみたいで。」
「別に。機嫌なんて、悪くなっていないもん。」
「よく言うよ。ずっと、しゃべらずに黙っていたくせに。」
「あれは……」
「紗雪が機嫌悪い時の、常套手段。」