もののけ会社と甘いキス。

「ちょっと、話を聞いてるの?」

「い、いやぁぁっ!?」

私は、掴まれそうになった腕を振り払おうとした。
そうしたら

うっかり、私の中で封印されている
力が表に出てしまった。

「ギャアアッ!?」

あまりの恐怖で掴もうとした女性社員を
思いっきり弾き返してしまったのだ。

その女性社員は、悲鳴をあげた。

ジュウウ……と弾き返した腕は、
黒く焦げたようになっていた。

焦げ臭く嫌な臭いまでする。

あ、やってしまった……。

「な、何なの!?この力は……」

「ゆ、許せない。私の腕を……。
もういいわ。あんたなんか、殺して
会社のゴミ箱にでも捨ててやるわ!!」

キレた女性社員は、見る見る内に首が伸びていく。

あ、あれは……ろくろ首!?

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