もののけ会社と甘いキス。
「そうか。それは、酷いな」
しゃ……社長!?
酷い……私のこと信じてくれないの?
「でしたら、その女に処罰を……」
ろくろ首の女性が、そう言いかけた瞬間だった。
私が火傷させてしまった右腕を
社長は、鋭い爪でバッサリと切り落としてしまった。
ひぃぃっ……!?
千切れた腕は、地面に転がり燃えるように
無くなった。
「ギャアアッ!!
な、何故……?」
「これでコイツが火傷させたのは、チャラだ!
これでも文句があるなら俺に直接言って来い。
いつでも俺が相手をしてやるぞ?」
社長は、ニヤリと不敵な笑みをこぼした。
「ひぃぃっ……やめて。いやぁぁっー!!」
ろくろ首の女性と他の女性社員達は、
悲鳴をあげながら立ち去ってしまった。