もののけ会社と甘いキス。

「ギャアアッ!!」

彼女は、大きな悲鳴をあげて苦しみだした。
 
するといつの間にか
九尾の姿をした社長が目の前に現れた。

「社長!?」

えっ……いつの間に!?

私は、突然現れた社長に驚いた。

社長は、私をチラッと見たあと
ろくろ首の女性と他の女性社員を睨み付けた。 

「これは、どういうことだ?」

「あ、あの……あの女が悪いのです!!
正体を知られた上に人間の分際で私に
怪我をさせてきたんです!
この黒焦げた腕の火傷が何よりの証拠です」

この人達は、私が悪いと主張してきた。

そんな……!?
それは、この人達が酷いことをしようとしたからで

「ち、違います。
私は、そんなつもりは……」

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