もののけ会社と甘いキス。

「響……あなた。
まさか社長のことが好きだとか
言わないでしょうね?」

それは……。

考えただけでも
身体が熱くなってしまう。

「私は、まだ会社を辞めたくないの。
まだ入社したばかりだし
私は、ちゃんと責任を持って働きたい。
お願い……お母さん」

「響……」

「お願いします!!」

私は、必死になってお母さんに頭を下げた。

するとお母さんは、
ハァッ……とため息を吐いた。

「分かったわ。その代わりに
美音の他に監視をつけるわ。
それともう1つ条件を付ける。それを
破れば仕事を辞めさせるし実家に戻ること」

母に厳しい状況を突き付けられる。

「……分かったわ」

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