もののけ会社と甘いキス。
「違う。だが我々は、常に当主の部下であり
我がカラス天狗一族の大天狗様の忠実な部下だ!
貴様ら月ノ宮一族は、我々を邪魔する敵。
敵は、排除する」
そう言い攻撃しようとしてきた。
やっぱり社長の命令ではないのだ!?
だが、そんなことを言っている場合ではなかった。
「チッ。響、走るぞ!!」
司は、そう言うと私を連れて走り出した。
ちょっと……。
えぇっ……!?
料亭から離れてもまだ追いかけてきた。
「チッ……仕方がない」
司は、お札を取り出した。
そして呪文を唱える。
「悪霊退散!!」
お札をカラス天狗に投げつけた。
しかし、もう少しのところて黒い翼で
弾き返されてしまった。