もののけ会社と甘いキス。
「おい、何で俺とじゃあ、嫌みたいな
発言をするんだ?失礼な奴だなぁ……」
「だ、だって、いくら血の繋がった
イトコだからってあんた男じゃない!?」
男で、昔から私に生意気な態度を取る司と
一緒に住むとかありえない。
母も何を考えているのだろうか。
「私も反対です‼️」
美音も慌てて止めに入ってくれた。
「でもねぇ~あなた1人だと心配なのよ。
また、いつあなたの身に危険が起きるか
分からないし。
実家に帰らないなら仕方がないのよ。
その辺……司君なら私達の月ノ宮一族の
血を引いているし。
あなたを守るだけの力もあるわ」
いや、違う意味で危険じゃあ……。
「心配しなくても
お前みたいな、地味でブスな女。
誰が相手にするかよ!」
「な、何ですって!?」
もう……相変わらず生意気なんだから。
私のこと年上だと思っていないくせに。