もののけ会社と甘いキス。

母との関係性にも驚かされたが
会長は、それまでにして
私と社長をくっつけたかったのだろう。

しかし社長は、声を荒げて

「ふざけるな!?そんなの親父の勝手だろ?
大体……親父は、母さんのこと……」

途中で言葉を詰まらせる。

社長……?

「社長。彼が何を言ったか大体想像つきますが
会長は、あなたのお母様……百合子さんを
心の底から愛していましたよ」

そんな社長に雪江さんが言った。

「じゃあ、何で俺にあんなことを言ったんだ!?
そのせいで、俺は……弱って寝ている響に無理やり」

「確かに……それは、
褒められた行為ではありません。
会長にもその辺は、叱っておきました。
でも、あなたの性格をよく知っている会長だから
あれぐらいをしないと
素直に動けないと思ったのではないかしら?」

「母親に重ねて……本気になることに
臆病になっている。
会長も言っていましたよ。
確かに人間は、儚い。
すぐに年をとり消えてしまう命だが……それだけ
愛情深いのだと。私もそう思いますわ」

雪江さんは、フフッと笑った。

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