もののけ会社と甘いキス。


『はぁっ!?何を言っているんだ!!』

息をピッタリにして言う社長と司。
するとクスッと笑う闇野さん。

「冗談だよとでも……言いたかったが
状況が変わった。
非常に残念だけど……仕方がない。
彼女には、死んでもらうよ!」

そう言うと何を思ったか
闇野さんは、私をバルコニーからまっ逆さまに
落とした。

「キャアッ!?」

もちろん。空を飛べない私は、
そのまま勢いよく落下をする。

「キャアッ!!響!!」

『くそっ!!』

社長と司は、駆け出した。

私は、意識を失っていた。

その時だった。
社長が、地面を蹴り上げて跳ぶと
私を抱きかかえた。

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