もののけ会社と甘いキス。

そして現在は……。

「響。助けてくれ……」

社長の悲痛の叫びが聞こえてきた。

私は、慌ててキッチンからリビングに
顔を出すと社長は、子ギツネの姿になっており
1歳になる息子の仁が上に乗っかられて
押し潰されていた。

「あらあら……仁ったら」

どうやら触り心地のいい社長のキツネ姿が
お気に入りのようだ。

子守りに積極的に参加してくれるのだが
若干おもちゃにされている姿に
クスクスと笑えてしまう。

「笑っていないで、助けろ」

「うっ…キャハッ‼️」

「いててっ…こら。引っ張るな!?」

「フフッ…ダメよ。仁」

私は、2人のところに行くのだった。


完結。

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