もののけ会社と甘いキス。
「あ、なーんだ。
山里さんに頼まれていたんだ?」
「宇佐美さんって秘書課の山里さんと
仲良かったんだね?
意外……知らなかったわ」
あれ?どうやら山里さんのお陰で
誤解が解けたようだった。
「えぇ、最近仲良くなったのよ。
フフッ……あ、そうだ。
響ちゃん。ちょっといいかしら?
大切な話があるのだけど」
「あ、はい。」
私は、山里さんと一緒について行った。
ふぅっ……助かったわ。
山里さんか助けてくれなかったら
酷い目に遭うところだった。
人気のない場所まで連れて行かれると
私は、お礼を言った。
「フォローしてくれてありがとうございました」
深々と頭を下げた。