もののけ会社と甘いキス。

しかし社長は、頬の血を手で拭うと
ペロッと舐めてニヤリと笑った。

その姿は、美しくもゾッと背筋が凍るぐらいだ。
思わず恐怖を覚えた。

「なるほど……大体の構図は、理解した。
kissなど軽いスキンシップならOKだが
お前が怖がるぐらいの先の進め方をすれば
自動的に発動する仕組みになっているのか。
つまりお前の心次第で封印も弱くなる訳だ!」

そうなの……?

私の力で、封印をしている訳ではないため
そう言われても仕組みがよく分からない。

「封印が少しでも弱まれば
そこから無理やり解くことは簡単だ!
だが、しかし。お前が逆に恐がったり
警戒心を強くなるほどその力は、強く反応する。
実に厄介な封印術だ」

めんどくさそうに社長は、ため息を吐いた。

その態度に胸がズキッと傷みだした。

「めんどくさいなら……諦めて
やめればいいのではないですか……?」

私は、少しムッとしてそう言い返した。

「誰が、めんどくさいと言った?」

えっ?

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