もののけ会社と甘いキス。

すると社長は、また私にkissをしてくる。
今度は、強引だけど優しいkissだった。

何で……?

唇を離すと私を抱き締めた状態で
寝転がった。

「俺は、厄介なほど燃えるタチだ。
それに仕組みが分かれば……策を練りやすい。
お前のその頑なに拒んでいる心を
少しずつ開かせればいい。
俺に無しでは、生きられないように……」

何を言っているの……?

心を開いていないのは、 
社長の方じゃない。

「わ、私は、最初から心を開いています。
開いていないのは……」

そう言いかけた時
寝息が聞こえてきた。

えっ?

見てみると社長は、疲れたのか
そのまま眠りについてしまった。
私を抱き締めたままで。

いつの間に!?

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