かりそめ婚!?~俺様御曹司の溺愛が止まりません
小さくなっている私の横で、颯志くんはグラスを弄びながら、「今日は軽めで頼む。前回は瑠莉を飲ませすぎた」と拓真さんに注文した。
「あれは完全に颯志さんのオーダーミスですよ。最後に手加減なしのスクリュードライバーなんて頼むから」
あのとき最後に飲ませてもらった爽やかなオレンジのカクテルを思い出しながら、
「あのカクテル、すごく飲みやすくて、美味しかったですよ?」
そう答えると、なぜかふたりとも頬をひくつかせて固まった。
「あれはレディーキラーといって――とにかく、颯志さんと一緒のとき以外は飲んじゃダメです」
「というか、俺以外とバーに来るんじゃない」
くすくすと笑って片目をつぶる拓真さんの正面で、颯志くんは不機嫌そうに肘をつく。
「……っと」
突然、颯志くんがなにかに反応してポケットの中に手を突っ込んだ。中からスマホを取り出すと、ブーッブーッというせわしないバイブ音が響いた。
ディスプレイを覗き込んだ顔がげんなりと陰る。
「あれは完全に颯志さんのオーダーミスですよ。最後に手加減なしのスクリュードライバーなんて頼むから」
あのとき最後に飲ませてもらった爽やかなオレンジのカクテルを思い出しながら、
「あのカクテル、すごく飲みやすくて、美味しかったですよ?」
そう答えると、なぜかふたりとも頬をひくつかせて固まった。
「あれはレディーキラーといって――とにかく、颯志さんと一緒のとき以外は飲んじゃダメです」
「というか、俺以外とバーに来るんじゃない」
くすくすと笑って片目をつぶる拓真さんの正面で、颯志くんは不機嫌そうに肘をつく。
「……っと」
突然、颯志くんがなにかに反応してポケットの中に手を突っ込んだ。中からスマホを取り出すと、ブーッブーッというせわしないバイブ音が響いた。
ディスプレイを覗き込んだ顔がげんなりと陰る。