かりそめ婚!?~俺様御曹司の溺愛が止まりません
シェリー酒に、いったいどんな意味が込められているっていうんだろう?

目を瞬いていると、颯志くんはわずかに頬を赤く染めながら、拓真さんにオーダーした。

「拓真。彼女にも。同じものを」

「かしこまりました」

拓真さんが颯爽とワイングラスを準備する。

私の前にグラスを滑らせ「シェリー酒とは、白ワインのことですよ」そう補足しながら、私の耳元に手を添えて小さく囁く。

「……つまり、颯志さんは『今夜抱かせてくれ』って言ってます」

颯志くんの横顔を眺めながら、私はボッと火がついたように赤面する。

シェリー酒にそんな意味があるの!?

私のリアクションに拓真さんは満足げに頷いている。

もしかして、ふたりに遊ばれているのかな?

困惑する私の首筋に、颯志くんの手が伸びてきて、ぐっと顔を引き寄せられた。
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