かりそめ婚!?~俺様御曹司の溺愛が止まりません
二十分くらい車を走らせたところで辿り着いたお店は、ベイエリアにある有名なホテルに直結したフレンチレストランだった。一面ガラス張りの窓から東京湾が一望できる。
その一室は、四人がけのテーブル席が六つ用意されていたのだが、私たち以外にお客さんはいない。
今はお昼時の混雑する時間である。そのうえ、この部屋に辿り着くまでに他のテーブルが満席だったことを考えると、あきらかにおかしくて――。
「……もしかして、颯志くん、この部屋貸し切りにしました?」
「オーナーが知り合いで、顔が利くんだ」
「そ、そうでしたか……」
あっさりと言ってのけたけれど、ちょっと知り合いくらいじゃあこんな高級そうなフレンチレストランを、ワンフロア貸し切っちゃうなんてできないだろう。
さすがは大企業の跡取り息子、ランチひとつでスケールが違う。
その一室は、四人がけのテーブル席が六つ用意されていたのだが、私たち以外にお客さんはいない。
今はお昼時の混雑する時間である。そのうえ、この部屋に辿り着くまでに他のテーブルが満席だったことを考えると、あきらかにおかしくて――。
「……もしかして、颯志くん、この部屋貸し切りにしました?」
「オーナーが知り合いで、顔が利くんだ」
「そ、そうでしたか……」
あっさりと言ってのけたけれど、ちょっと知り合いくらいじゃあこんな高級そうなフレンチレストランを、ワンフロア貸し切っちゃうなんてできないだろう。
さすがは大企業の跡取り息子、ランチひとつでスケールが違う。