かりそめ婚!?~俺様御曹司の溺愛が止まりません
「そういえば、瑠莉と飲むのは初めてか」
「飲むって、もしかしてお酒のことですか? でもそんなことしたら、運転が……」
「泊まっていけばいいだろ」
サラリと切り返されて、絶句した。今、泊まるって言った? このホテルに?
颯志くん、本気なの?
呆然としたまま彼の後に着いていくと、案内されたのは最上階にある眺めのいいバーだった。
バーというものは初めてで、成熟した男女の嗜みの場だと理解している。
しっとりとしたジャズの流れるムーディーな空間は非日常的、まだまだ私には縁遠いと思っていたのに、まるで大人の階段をひとつ上ったような高揚感を覚えた。
カウンター席に並んで座ると、颯志くんとの距離がこれまでよりぐっと近くに感じられた。
もちろん物理的な距離のせいもあるけれど、それだけじゃない、妙に鼓動が速まってしまうのは、辺りが黄色みがかった照明でセピア色に染められているからだろうか。それとも、わずかに漂う甘いお酒の香りのせい?
なんだかここにいるだけで、酔ってしまいそうになる。
いつも以上に颯志くんの顔が、色っぽく、なまめかしく見えた。
「飲むって、もしかしてお酒のことですか? でもそんなことしたら、運転が……」
「泊まっていけばいいだろ」
サラリと切り返されて、絶句した。今、泊まるって言った? このホテルに?
颯志くん、本気なの?
呆然としたまま彼の後に着いていくと、案内されたのは最上階にある眺めのいいバーだった。
バーというものは初めてで、成熟した男女の嗜みの場だと理解している。
しっとりとしたジャズの流れるムーディーな空間は非日常的、まだまだ私には縁遠いと思っていたのに、まるで大人の階段をひとつ上ったような高揚感を覚えた。
カウンター席に並んで座ると、颯志くんとの距離がこれまでよりぐっと近くに感じられた。
もちろん物理的な距離のせいもあるけれど、それだけじゃない、妙に鼓動が速まってしまうのは、辺りが黄色みがかった照明でセピア色に染められているからだろうか。それとも、わずかに漂う甘いお酒の香りのせい?
なんだかここにいるだけで、酔ってしまいそうになる。
いつも以上に颯志くんの顔が、色っぽく、なまめかしく見えた。