両想いになったあの日から。
「ユウト、俺もうすぐ上がりだから少し待っててほしいけど…」
「俺はいいけど、ミナは?」
2回頷き、それを見たハヤトくんは
ありがとうと言ってまたカウンターの向こうへ戻っていった。
「めずらし…」
ユウトは私にしか聞こえない声でそう言って
ハヤトくんの背中を目で追いかけていた。
2人でSNSを見ながら話してハヤトくんが来るまでの時間を潰した。
「ミナって機械とか得意だよなぁ」
「普通だと思うけどね~、ユウトが使えなさすぎなんじゃない?」
「言ったな。完璧に使えるようにがんばろ」
そう言って自分のスマホと向き合っているけど
やっぱり分からないことが多いらしく
目の前で苦戦している。
「そういえば、フォトスタはどんな感じなの?」
この前ちょっと強引に始めてもらったフォトスタ。
自分の撮った写真を投稿するアプリのこと。
「んー、順調といえるのかわかんないから見てよ」
そう言ってスマホを私に渡してきた。
フォトスタを開いて見てみると…
「めっちゃフォローされてるじゃん!こんなになってたんだ!」
フォロワー数は900を超えている。
ちなみに私は200程度…
「多いのか?知らない人ばっかだけど…」
ユウトの写真は確かにいいものばかりだけど…
「なんか悔しい…」
そう一言吐いてスマホを返した。